ども、地味にゆとり世代ではない Qtaro(@Daisuke_9taro)です。
さて、先日こんな記事を見ました。
ゆとり世代が職場で最も苦痛なコトは「きちんと説明してもらえないこと」 | マイナビニュース
ザックリ言うと「ゆとり世代との価値観のギャップ」の調査結果の話なんですが。まぁなんてゆーか。僕はもうこの手の話題に対し、いい加減モヤモヤムズムズパラメータがMAX値を迎えてます。
そのギャップいつ埋めんの??
ホントこのギャップが生じている世代同士は一生そのギャップによる違和感をお互い持ち続ける気なんだろうか。そしてそれには何の得があるんだろう。
もちろん両者とも歩み寄る努力は必要だとは思うんですが、特にゆとりと言われる世代に感じているギャップを放置している中高年の多さと怠惰っぷりは異常。
そろそろ本気で「これだからゆとりは」なんていう手抜き勘違い発言も聞き飽きてきたので思うこと書いておきます。
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世代間のギャップがあるのは当たり前
人間はその時代の環境や、周囲の人によって自身の価値観が形成されていきます。だから同世代の人間というのは性格は違えど、必然的に「根っこの感覚」が似てきますよね。
当然その逆も然りで。
育って来た時代や土地、つまり環境が異なればその価値観は全く異なってきます。まぁ当たり前ですね。
どっちが絶対正しいなんてことはない
で、価値観が違うのは当たり前というのが前提としてあった上で、この価値観ってどっちが正しいなんてことはないんですよ。敢えて言うならば「どっちも一理ある」って感じでしょうか。
だからゆとり世代と呼ばれる方たちが社会人となり、まだまだ仕事する上での能力が未成熟ということはあったとしても、そもそも彼らの持っている価値観とギャップを感じている世代のそれとの間に優劣なんてないんですよ。
違う時代を生きて来た。だから感覚が違う。
それだけ。「これだからゆとりは」なんていう発言はゆとりという社会的に認知された言葉の影響力を利用した中高年の怠慢以外の何者でもないです。
ギャップを埋める「努力」が必要
例えば冒頭で挙げたマイナビニュースの記事の調査結果ではゆとり世代に感じる特徴として以下の3つが挙げられていました。
- 1位:指示したことしかやらない
- 2位:すぐに言い訳をする
- 3位:敬語が使えない
画像元:マイナビニュース|ゆとり世代が職場で最も苦痛なコトは「きちんと説明してもらえないこと」
この不満って、そのままその部分に対しての自分自身の努力や配慮の足らなさを口にしているだけなんですよね。
- 指示したことしかやってもらえない⇒指示したことしかやってもらえないような指示の仕方をしている
- すぐに言い訳をされる⇒言い訳をしたくなるような態度を取らせてしまっている
- 敬語が使えないと感じる⇒そもそも敬語に対する価値観の違いにきちんと向き合おうとしていない
上に書いた内容はあくまで一例ですが、ギャップの原因が相手(外側)にあると勘違いしている内はどうやったってその差は絶対埋まらないですよ。
ギャップの原因は自分の内側(内面)にある。この考え方が何より大切です。
埋まらないギャップの原因は「自分自身」
「問題はいつも自分の中にある」
人間を連続した成長のスパイラルへと導く心がけについて説いた、かの有名著書「7つの習慣」で記されている習慣は全てこんな根底の考えの上に成り立っています。
世代間のギャップについても考え方は全く同じ。
相手の価値観に問題があると思っているから何も前に進まない。そうではなく「自分自身の何が問題なのか、どう変わればいいのか」自身の内面から原因を探っていくことが物事を円滑に進め、更には互いの関係をより良いものにしていく上で必須ではないでしょうか。
少なくとも僕はそう思いますね。
ちなみに7つの習慣のエッセンスを掴むならこの漫画が一押し。他のも読んだことありますが、これが一番分かりやすい。超オススメしときます。
まとめ:是非、自分の価値観を押しつけない努力を
世代によって価値観違うのはあたりまえ。それをどう埋めてお互いハッピーになれるように機転をきかせるかが「できるオトナの対応」ってもんじゃないですかね。
冒頭でも言いましたが「これだからゆとりは」なんてのは単なる思考停止発言です。自分の怠慢さを口にしているだけ。「ワタシさぼってまーす♪」って言ってるようなもん。
まぁ100歩譲ってプライベートなら「あいつとは合わねぇなぁ。。」でいいっすよ。でもそれが職場ならちゃんと「仕事」しましょう。その歩み寄る努力をしないのはただのサボり、怠慢です。
あなたの価値観の押しつけは要りません。必死で考えてください。耳を傾けてください。そして理屈ではなく背中で語ってやってください。
カッケぇ大人の背中を真似しない程、若者はバカではありませんよ。
それでは今回はこのへんで。
気になる書籍
最後に誤解のないよう一言だけ。
結局世代を超えて生じる「違和感」というのは必ず双方の行いに課題があります。ゆとりと言われる世代の行いにももちろん非があります。どちらが正しいということはなく「互いの距離を生じさせているギャップの正体は何なのか?」社会にいる人間としてそういった問いを常に心がけていきたいところです。