どもー、Qtaro(@Daisuke_9taro)です。
この記事はこちらの記事の続きです。
まだご覧になっていない方はまずは先にこちらの記事をどうぞ。
僕がゴルフ場の学生キャディのバイトリーダーしてた頃の話(前編) | room9(ルームナイン)
前編では、学生キャディのこと、あとはお客さんとのあるあるみたいなことを書きました。
この後編では、バイトリーダーエピソードを交えながら僕がこのバイトで学んだこと大事にしてきたことなんかをお話をします。(前半に比べてちょっとだけマジメですw)
“Harbor Island July 4 Parade 21” by pmonaghan
バイトリーダーの「内部調整」術
このバイトなんですが、ゴルフ場が大学側に依頼しやすいように部活側の要請の窓口を用意してあげてました。で僕はこの役をやってました。要するに
「来週土曜日▲▲人キャディ来て欲しいんだけど、これるー?」
みたいなやりとりを電話で受ける役。
まぁでもコレだけだったらただの窓口。別にリーダーでもなんでもないんですが、これで仕事は終わりません。
【求む】土日祝日入れるヤツ
「俺はバイトと言う世界で生きているぅ〜!この世界で偉いのは金持ってる奴でも喧嘩強い奴でもない〜!土日祝日入れる奴ぅ〜」
バイトリーダーです!!!
なーんてウーマンのネタがありましたが
ゴルフ場の要請に対して部内から「バイト要員」を確保しに調整せねばないけないのですが。。そう、相手は遊びたい盛りの大学生。それを相手に
土日潰してバイトしようぜ
という交渉を不定期でしなければいけないんです。これが難しい。
でも当時の僕の丸め込むテクは我ながらなかなかイケてたと思います。そして僕はこの丸め込み交渉をすごく楽しんでました。(おい
あるときはゴルフ熱が高い向上心溢れる後輩に対し
「お客さんプレーしてるところをそばで見るってすごく勉強になるよ♪」
だったり、あるときは金欠な後輩に狙いを定め
「たしか来週も部活の飲み会あったよなぁ〜(チラ」
だったり。
まずはそれまでの実績から行ってくれる確率が高い部員に声をかけていき、それでも足りない場合はその連絡を取った部員から「誰か他にバイト来れそうな人知らない?」という感じでバイトの出欠に関わる近況に探りを入れつつ、なんとか(楽しく)集めていました。
こっちは学生。でも相手は企業
で、ここからちょっとだけ真面目な話になってしまうんですが、僕がゴルフ場側と部活の間をつなぐ窓口をやらせて頂いていて一番気を遣っていたのは
ウチの部員はバイトに対し積極的です!
という空気をゴルフ場側に与え続けること。
どういうことかと言うと、ゴルフ場側とコンタクトを取るのは、僕が要請の連絡を受けるタイミングでの会話と、あとは実際にバイトに行って会話するくらい。要するに多くて月数回程度の会話しかありません。
この頻度のコミュニケーションで
- 「すいません、今週はちょっと人が集らなくてぇ。。」
- 「えーっと、来週は部活のイベントがありましてぇぇ。。」
なんて感じで、せっかくのお誘いを断ることが続いた日には、もはや「あー、こいつらそんなやる気ないんだな」というイメージを与えてしまいます。こうなってしまったらもう「ごめん、今度から別の大学さんにやってもらうことになったから」なんて感じでバイトの契約(特に正式な手続きがある訳じゃないですが。。)は解消されても無理はないですよね。
大学側のイベントは共有しておいた
幸い、僕がこの役回りを担当したときは部活のみんなが協力的だった(あとゴルフ熱が高かった)こともあり、ゴルフ場からの要請に対するレスポンスはかなり良かったと今でも思います。当然バイトのやりとりを打ち切られることもありませんでした。
ただどうしても出席率が悪くなりやすい時期というのはやっぱあるものです。例えば部活のイベントが重なる時期だったり、テスト前の期間だったり、「土日それどころじゃねーよ」みたいな。
こーゆうのは参加率が悪くてもしょうがないので、ゴルフ場と連絡を取るタイミングで予め共有しておきました。
- Q「今日はありがとうございました!あ、そうだ!ちょっと先ですけど来月みんなテスト近いんで、あんまりバイト来れないかもしれないです〜。。すいませんー」
- ゴ「あーそうかそうかぁ、毎年この時期だもんね。了解ーありがとう!」
ホントこのくらいですが。
大体はバイトに行ったタイミングで先1ヶ月程度の予定は共有するようにしてましたね。「この時期は皆無理で、この時期は結構人集められると思います」というザックリとした見立て。
別に難しいことじゃないし、ゴルフ場側としても学生を呼ぶというのは場内の調整で不足した人手を補うため、もしくはコストを抑えるためにやっていることなので、来れそうなタイミングさえ事前に把握できていれば、大きな不満を抱えることもないかなーと思ってそうさせていただいてました。
たまの「+α」な対応で信頼関係をより強固に
まぁそうはいっても、それでも忙しい時期なんてのはあります。そんなときはこんな感じで。。
- ゴ「ご、ごめん!今みんな忙しいんだよね?急なコンペ入っちゃってどうしてもキャディ一人足りないのよ。。誰か来れないかなぁ。。??」
- Q「なるほど、事情は察しました。僕がいきましょう(渋めに」
- ゴ「助かる!!!ありがとう!」
そう、困ったときはバイトリーダー発動。(こんなに偉そうにはしてません)
たまには想像を超えるレスポンスを与えるのも「信頼関係」構築においては重要ですね。
。。え、MPは大丈夫だったのかって?
結構消費率は激しかったですね、ええ(単位)
ホスピタリティで人脈ができるというと意外な感じがしますが、人と人との繋がりはやはり信頼によって築かれていくものです。相手に対するホスピタリティを欠いていれば、人との信頼関係を築くのは難しいと言わざるを得ないでしょう。
見立てを立てて置くことで想定外のリスクを抑える
あ、そうそう。こういった状況を内部に共有しておくのも凄く大事にしてました。
- Q「Bさぁ、来月結構空いてんだっけ?」
- B「空いてますよー どうしたんすか?」
- Q「いや〜、先月キャディあんま人集んなかったから、来月は応えられるようにしときたいんだわ。。ちょっと協力してくんない?」
- B「あーいいっすよー、じゃ予定空けときますね〜」
- Q「わり、助かるわ!」
なんて感じで近況を共有した上で要員の想定数を押さえて置くのも凄く大事にしてましたね。こういう情報を押さえておくと、少ないコミュニケーションでもゴルフ場側に有益な情報を与えることができるし、すごく頼っていただけるようになります。
学生は黙ってると休日は休みたいですからねw
予め話をしておくってのが何気に超重要でした。
まとめ:キャディの仕事は学びがいっぱい
そんなわけでツラツラと書いてきましたが、これだけでは全然書き足りないくらい、思い出もあるし、学びも多かったバイトでした。
やっぱり「ゴルフ」というスポーツ柄、比較的年齢層が高い方と接することになりますし、良い意味で「学生気分」じゃダメだなという、社会向けの感覚を当時から養えた気がします。
バイトリーダー時の経験はすごく役に立っている
まぁ「バイトリーダー」という単語をただ言いたくて書き出したこのネタですが(え
キャディの仕事ってその日初めて会った人たちにその時間を快適に楽しんでもらうのが目的。
何もかもが事前に準備できる訳じゃないからこそ、そこに向かう心構えが非常に重要でしたし、だからこそ今でももう一回くらいこの仕事やってみたいなーとホント思います。社会人となった今、そのときとはまた違った刺激がありそうですしね。
あ、なかなか機会はないと思いますが、もし学生の方であれば是非一度やってみることをオススメしますよ。一面の芝生、青空の下、開放感のある場所でバイトするってのも新鮮なもんです。
それではこのへんで!