ども、Qtaro(@Daisuke_9taro)です。
先日、こんな記事を見かけました。
ほうほう、なるほどと。
普段何気なく使っているお店だったり、サービスだったりしても、意外とその「内情」というか、実際どんな感じなの?って分からないこと多いですよね。そして聞いてみると結構面白かったり。
そんなわけで今回は僕が大学時代やっていたゴルフ場の学生キャディのバイト話でもしてみようかなと思います。
“Which way do we go?” by Sheri
ゴルフの「学生キャディ」ってなんぞや?
僕は大学時代ゴルフ部に入ってました。ちなみに全ーく体育会系な感じではなく、「未経験OK」「初心者大歓迎」そして何より飲み会が大好きな部活です。(あ、運営はめちゃめちゃちゃんとしてました)
で部活に入ってると、部活のコンペ(皆でコース回るやつ)なんかで良く利用させていただいているゴルフ場さんなんかだと「学生キャディ」のバイトをやらせてもらえたりするんですよ。もちろん学生なのでバイトの要請は「土日」がメインですが。
とはいえ僕は自他共に認めるアホ学生だったので平日でも
「全然行けっすよぉ〜!ヨユぅーーっす!!」
とか言っては結構な頻度でゴルフ場に行ってました。当然単位を星の数程落としたのは想像に難くありません。(※ゴルフ場側には1mmの落ち度もありません)
ゴルフをする人を「サポート」する仕事
「キャディって何ー?」という方の為にサックリ説明しておくと、要はゴルフをプレーしている人に一緒に付いて行って快適にプレーしてもらえるよう「サポート」なり雑務をする仕事です。(プロゴルファーのキャディなんかはもっともっと高等なお仕事ですが)
ゴルフって大体一組3〜4人くらいでプレーするのでキャディの人はそれにずっとついて行き、皆が乗る電動カートを運転したり、クラブを運んだり、汚れを掃除したり、コースの案内をしたり、時に林に打ち込まれたボールを探したり。。そんな感じのことをします。
そこは普通の正社員のキャディさんだろうと、当時の僕らみたいな学生キャディだろうと特に変わりはありません。
地方の学生にとってはかなり「高額バイト」
で、これはまぁゴルフ場によって違うんですが、日給は大体¥7,000〜¥10,000くらいもらえてました。
そしてほとんどの場合はその場で「現金」でももらえます。
これが学生にとってはかなり重要で、金欠のタイミングでその日の夜に飲み会が控えていたりする訳ですよ。そんなとき昼間このバイトに行っておけば夕方には手元にお金が入る。こんな素敵なバイトはなかなかありません。
あと昼ご飯は持参だったり、ゴルフ場内のレストランの厨房で用意いただけたり、そのへんは時と場合によって様々なんですが、僕が大学でいた地方ではバイトの自給が¥700〜¥800なんてのが普通だったので、ゴルフ場のバイトは半日がかりの仕事とはいえ、貧乏学生としてはかなりお得なバイトでしたね。
男はちょっとしたアイドルになれる
“rockin’ the suburbs” by Kevin Jaako
これはゴルフやられている方だと良く分かると思うんですが、キャディを普通やられている方というのはそこそこの年齢のお姉様方だったりします。大体40〜50代くらい。30代前半とかだと相当若いです。
そこにゴルフという割と清潔感のあるスポーツに携わる大学生の青年が向かうと、それはそれはもう。。とても優しくしていただけます。
ジュースを奢ってもらえるなんてことくらいは割と普通にあることので、そんなときは持てる限りのとびっきりの笑顔で「ありがとうございまぁーす!」そして「あ、それ僕持ちますよ!!」というやっぱり若い男の子は違うわねぇ〜と言わせんばかりのアピールを生業としてきました。
あ、でも真面目な話、結構そういうのって引き続き声かけてもらうのに重要だった気がします。世代関係なく話しできながらも、最低限の礼儀はちゃんと弁えていて、あとは若いのらしく「元気」に。
やり過ぎで自分にストレスかかるのは良くないですが、リピートしてもらうには大切な考え方だったなーと思いますね。自分から好きでやってたことですし。
それ以上に女子は「異常」なくらいモテる
まぁ男子もそこそこチヤホヤして頂けるんですが。。それとは比べ物にならないくらい女子のモテっぷりはハンパないです。
上にも書いた通り、普段キャディって40〜50代くらいのお姉様方がやられることが多いので、もちろんおっちゃん方も当たり前ーのようにそれを待ち構えてるところに、あろうことかイマドキなゴルフウェアに身を包んだ20代前半の女の子が「今日キャディやらせていただきます♪よろしくお願いしまぁーす♪」と爽やか〜にその日のキャディ宣言するところを想像してみてください。
おっちゃんゴルフになりません
なんてゆーんですかね、ほんとゴルフ女子って可愛いんですよ。正直3割増。
芝生版「ゲレンデ効果」的なものを感じます。まぁスポーツしている女子って可愛く見えますからね。
当時同世代だった僕でも「可愛いわぁ〜」思うくらいだったので、それはもうおっちゃん方にはたまらんかったでしょう。カッコイイとこ見せようと意識してしまった日にはもうドライバーが
チョロリン
みたいな。
そしてすかさず「あー!ドンマイです、次がんばりましょー♪」という女子のナイスフォロー。そして昼の生中でドライブ入って調子乗り過ぎたおっちゃんは
「お、おかしいなぁー!オレのドラ◎バーはいつも特大ホームランなんだけどねー!!ガハハ!!!!」
「えー!もう、やだー!!」
そんなやり取りは学生キャディでは日常茶飯事です。
【悲劇】1つ後ろの組のキャディになった日には。。
ちなみにそういう女子の1つ後ろの組にキャディとしてつくとこうなります。
「あーあー。。前楽しそうだな〜」
「そ、そうですかねぇ。。」
「まぁ集中できていいけどねー」
「。。」
やりづらさマーーーーーーックスッ!!!
大体そういう時は「オレは悪くない、オレは悪くない。。(でも気持ちはすごい分かるよ、野郎でごめんなさい)」そう心の中で自分に言い聞かせながら仕事をこなしてました。
ただまぁ
お客さんにとっては幸か不幸か、そういう条件でキャディやらせて頂いた組のお客さんは結構「自己ベスト」出されたりなんてことも。結果的にはゴルフに集中してもらえてたみたいで、良かったのかもしれませんねw
バイトリーダー登場(続きは後編)
あ、そうそう大事な話が全然出来てませんでした。
僕はこのバイトのバイトリーダーだったんですよ。
そうそうコレコレ(ちが
ここから僕の経験した「バイトリーダーあるある」的な話を交えて書きたいところなんですが、そこそここの辺までで結構なボリュームになってしまったので、続きは「後編」にします。
途中面白おかしく書きましたが、こんなに相手のことを想いながらできる仕事もないなーと思えたのもこのバイトでした。今思うと僕が今仕事で大事にしている価値観はこのへんから既に意識していたモノだった気がしますね。次回はその辺のこと書きます。
それではこのへんでー!