この記事は連載でお送りしています。今ご覧いただいているのは「①」の記事となります。
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初心者でも出来る!さくらレンタルからエックスサーバーに移転する方法(WordPress対応)
- ①事前勉強(移転はなぜ必要?編)←この記事はココ
- ②事前勉強(知っておきたい用語編)
- ③準備(作業前準備・エックスサーバー契約編)
- ④実践(データ移行編)
- ⑤実践(ドメイン移転編)
当ブログでは、2014年3月に
サーバーの移転
を行いました。
具体的にはさくらのレンタル(スタンダード)からエックスサーバーへの変更となります。
金額的には月額にして倍(¥525→¥1,050)となりましたが、Xサーバーは本当に評判通りの性能で、体感的でも明らかに分かるくらいブログのレスポンスも早くなりとにかく満足。ホント変えて良かったです。
そんなわけで、早速本題。
このブログをある程度続ける方であれば遅かれ早かれ経験するだろうこのサーバー移転。「初心者にとってはちょっと敷居が。。」と、懸念を持たれている方が意外と多い印象を受けます。あなたはどうでしょうか?
- 「サーバーの移転って実は良くわかってない。。」
- 「移転しようと思うけど、初心者には難しいんでしょ?」
今回はそんな方のために初心者の方にもできるだけ分かりやすくサーバーの移転方法について説明させていただこうかなと思います。めちゃくちゃ簡単とは言いませんが、手順と最低限の知識を押さえれば誰にでもできます。
第一回目は事前勉強として「そもそもなんで移転って必要なの?」というお話です。
現状のサーバーに不満があって移転を考えている方はもちろん、これからブログやサイトを始めようと思うけどサーバーどうしたら良いか分からない、という方も参考になるはずです。
それでは早速いってみましょうー
[toc]
そもそも「サーバー移転」って何で必要?
photo by Servers / fr3d
まず、そもそもなぜサーバーの移転が必要なのか?というところについて軽くお話しておきます。すごーくザックリ言うと
サイトの規模や目的に応じて
適切なサーバーを選ぶ必要があるから
です。このブログの移転も、今後安定した環境でより本格的にブログを運営したい、という理由で行いました。
「んーまぁなんとなく分かるような。。」
「でも今のサーバーでも容量(HDD)は十分にあるけど?」
そんな方のためにもう少し補足。
ワンコインでレンサバが使える!「さくらのスタンダード」
例えば、このブログで以前使用させていただいていた「さくらのレンタルサーバー(スタンダード)」月額料金が比較的安く(¥525/月)「とにかくブログをやってみたい!」という方には十分オススメできるサーバーです。
サーバー自体も大きな欠点も少なく、サポート(問合せ)のレスポンスもなかなか良好です。
この辺はさすが老舗業者といったところでしょうか。
問題:アクセス増加と共にサーバーが不安定に
しかし実際使っていると問題が起きました。何気ない処理でサーバーが頻繁にエラー(503)を吐くようになったんです(上記のような画面)
このブログはエックスサーバーへの移転前、こんな指摘を頂いていました。
@diyakinaito1 @Daisuke_9taro 実は俺も思ってたけど、今すぐサーバー移転した方が良いんじゃないのかってぐらいサイトが重いよね(・(ェ)・)
— でろりん(Web論管理人) (@webronjp) 2014, 2月 11
@kuukai13 @Daisuke_9taro @diyakinaito1 確かに最近9taroさんとこ500たまになります。後ネコさんのとこも。人気の証?
— TKalice (@hiroumi3799) 2014, 2月 11
一概には言えないのですが、さくらのスタンダードの利用者の声をいろいろと見ていると月数万PV(アクセス)くらいからでも503エラーはかなり頻発する傾向があるようです。
500エラー503エラー連発したため、WordPressをさくらレンタルサーバーからエックスサーバーに移転しました。せっかくなので移転方法を図解で解説します! | アフィリエイトJAPAN
満足度の高いサーバー選びの重要ポイント:「転送容量」
なぜこのようなエラーが発生するのか?
それは、利用するレンタルサーバーやそのプランによりひと月あたりに捌けるPVであったり、同時にサイトに訪問できる人数というのがおおよそ決まってくるからです。
特に、値段の安い共有サーバーというのはネットワークの通信帯域や「転送容量」の上限が低いためにサイトが重くなりやすかったり、自分以外の同じサーバー上に相乗りしているサイトの負荷が高い影響で処理能力が大幅に落ち自分のサイトが遅く(重く)なってしまうなんてことは良くある話です。
もちろん多少例外はありますが、このサイト表示の高速さ・安定具合というのは
ほぼほぼサーバーの利用料金に比例する
と思っていただいてまず間違いありません。
高転送容量に抜群の安定感「エックスサーバー」
そして、この連載で挙げているエックスサーバーこそがその転送容量、そして安定性という点であらゆる方面から高い評価を得ているレンタルサーバーなんです。当然僕自身も実際に使用したことでその効果を実感しましたし、もちろん今現在も物凄く満足しています。
実際、このブログもエックスサーバーにしてからはリアルタイムで400人くらいではビクともしなくなりました。このときも含め、移転後は自分が見る限りこれまで一度も503エラーを見ていません。エックスサーバーなら記事がバズりアクセスが瞬間的に急増しても安定して稼働し続けてくれます。
これが格安サーバーではこうはいきません。
100人にもいかないうちにサーバーがエラーを吐き、あなたのブログをせっかく見にきてくれようとした人をサーバー代をケチったばかりに逃がしてしまう、なんてことは決して多げさな話ではないんです。事実、僕はさくらのとき50人前後でサーバーがエラーを吐いていました。
サーバー代をむやみに安くしてはいけない理由は、こういった部分にあります。
大事なコト①:ハードディスク「容量」は気にする必要はありません
良くサーバを選ぶ基準としてHDD(ハードディスク)容量なんかに注目している方が多かったりしますが実はそこは大した問題ではありません。なぜなら今はどこの会社(プラン)も十分過ぎるくらい容量があるからです。
実際の例を挙げてみます。
さくらのスタンダードでは「100GB(ギガバイト)」
エックスサーバーのx10プランでは「200GB」のHD容量があります。
このブログは現在4ヶ月程、現在は毎日更新し、記事数は「80記事」程。
利用容量は200MB(メガバイト)です。(このブログはたぶんそこそこ多め)
単位が良くわからないという方は「1000MB=約1GB」だと思ってください。(厳密には異なりますが)
仮に同じペースで容量を消費したとすると、こんな感じ。
1年間、1日1記事で更新したとしても356記事。「1GB」にも届きません。
- 100記事で「250MB」
- 400記事で「1GB」
- 4000記事で「10GB」
- 40000記事で「100GB」
全っっ然、余裕なことがお分かりいただけるかと思います。
大事なコト②:格安サーバーには必ず「裏(理由)」がある
転送容量の部分でもお話した通り、サーバー選びの際は「格安サーバーには要注意」ということが言えます。もちろん安いものが悪いといっているワケではありません。ただ
安いモノには「必ず」理由がある
これは間違いありません。
そして良いと言われるサーバーはそれなりの値段がするのにもやっぱりちゃんとした理由があります。満足度の高いサーバーを提供するために必要なかけるべきコストをかけているからこその値段ということ。
月100万PVを誇るサイト、そして偉大な先陣ブロガーの方々が月¥1000とか¥2000とか安すぎないそれなりの値段のサーバーを薦めるのにはちゃんと実体験に基づいた裏付けがあるってことですね。
まとめ:レンタルサーバーはサイトの基盤。機会損失のないよう後悔のない選択をしよう!
さていかがでしたでしょうか? 今回は「サーバー移転がなぜ必要なのか」というテーマで、なぜ僕がエックスサーバーを選んで利用しているかも分かって頂けるようお話をさせていただきました。
最後に安かろう悪かろう的な話を書かせていただきましたが、もちろん安いサーバーが絶対悪いということではありません。目的に応じて使い分けましょうというお話です。
- Webの勉強用でとりあえず動くサーバーが欲しい!
- 店舗用のHPを自分で用意する!
- 月数十万PV規模のブログを運営する!
用途によって必要なサーバーは異なってきます。
自分の今現在の活用状況と、これからの目標と相談しながら適切なサーバーを選択することが大切です。「出来るだけ安く」の気持ちは分からないでもないですが、本気でやろうとしていればしているほど、ケチったことによる機会損失は計り知れません。
真剣に取り組むものなのであれば、自分の為にも見合った投資をするよう心がけましょう。
次回は移転の「概念と用語」の話
次回連載2回目は「知っておきたい用語編」です。
ドメインはブログの正式住所ではなく「ニックネーム」だって知ってますか?
ネームサーバーって何しているか分かりますか?
「ムム。。(`・ω・´;)シッテルモン」となった方、是非次回分もご覧いただければと思います。
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初心者でも出来る!さくらレンタルからエックスサーバーに移転する方法(WordPress対応)
- ①事前勉強(移転はなぜ必要?編)←この記事はココ
- ②事前勉強(知っておきたい用語編)
- ③準備(作業前準備・エックスサーバー契約編)
- ④実践(データ移行編)
- ⑤実践(ドメイン移転編)
あ、最後に。移転ではなくこれから初めてレンサバを選ぼうとしている、もしくは新しいサイト用にサーバーどれを選んだら良いか迷ってるといった方も、とりあえず悩んだら「エックスサーバー」。これでまず間違いないです。
実際の利用者の声、そして僕自身の今現在感じている満足度から自信を持っておすすめ出来ます。高速・安定のエックスサーバーを使用して快適にサイト・ブログを運営していきましょうー
ではではこのへんで