photo by Frustrations / soulo
ども、Qtaro(@Daisuke_9taro)です。
さて、いきなりですがちょっと質問です。
最近親切心が裏目に出たことってありましたか?
職場の同僚、上司、お客さん、近所のおばちゃん、同級生、親戚、家族、友達。。
どんな相手でもいいです。
- 「どう考えても俺の言っていることが合ってるのに、すいませんの一言もねぇんだよ!!あのヤロウ。。」
- 「せっかく私が親切で教えて挙げたのに、逆ギレされたんだよ!?ありえなくない??」
まぁ良く聞く話ではありますけどね。
もし仮に、あなたが今まさにそんな気持ちを抱えている人であれば
今すぐその考えやめましょう
相手が分かってくれないのは、そんなことを考えてしまっている「アナタ自身」にきっと問題があります。
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人は「心を開いて」初めて意見を受け入れる
photo by Angry / 44950052@N07
まず自分がその立場だったら、てことをイメージすると少し分かりやすいかなと思うので。1つ例を出してみますね。ちょっとイメージしてみてください。(女性の方、すみませんが置き換えて読んでください)
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あなたは職場で今までよりも凄く「大きな仕事」を任されました。
でも慣れないコトが続いて、なかなか上手くいかない。。今日のミーティングでもダメ出しダメ出し。。もうボロッボロ。真剣に必死になって取り組んでいるのに、何が悪いのかも分からない。
クタクタになって家に帰ったところで
思わず「ちょっと聞いてくれよ。。」と、彼女(奥さん)に声をかけてみたところ
頭ごなしに
「私はこうだと思うけど?」「それはあなたが悪いんじゃない?」
(゚Д゚)ハアアァァッァ!??
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どうでしょう?ならないですか?僕は多分なっちゃいますね。。w
ここで求めているのはそーゆう言葉じゃないですよね
別に意見が欲しくないってことではないと思うんです。でもとりあえず吐き出させて欲しいし、「味方」になってほしい。そーいうつもりで口にしてるはずです。
意見が欲しいときは「意見ちょーだい」って自分から言いますよね。
「正論」かどうかなんて実はどうでもいい
photo by Desfile Acadêmicos do Baixo Augusta – 23/02/2014 / foradoeixo
そもそもの話になるんですが、世の中で何か一つの意見が絶対正しいなんてことは
それこそ絶対にありえません。
ある人には当てはまることでも別の人には当てはまらない。
一度当てはまっても、はまらなくなることもある。
そんなのは普通。
百歩譲って「絶対にこっちの意見の方が正しい!!」というのが目に見えて分かるものだとしても、相手がその話を受け入れられる状態でなければ、どんな「正論」でも意味を成しません。
怒ってもしょうがない。それを伝えられなかった「自分」が悪いんです。
意見は求めてない。まずは「聞いて」あげる
冒頭に挙げた例もそうですが人が精神的に安定していない状態で正論をいわれた所で、正しい判断が出来る訳がありません。
良く悩んでいる人に対して「よしよしアドバイスしてほしいんだな♪」と意気込んで、お節介をする人を見かけますが、これは大きな間違い。
「アドバイスしてほしいんだけど」
と相手が明確に口にしているならともかく
「ちょっと相談したいことがあるんだけど。。」
という段階では、まだ本心では意見を求めていません。
口に出すことで気持ちを落ち着かせたい、整理したい
きっとそういう状態です。
「同調」そして「共感」の反応を示すのが大切
「味方」というキーワードを既に出しましたが、こーゆう時必要なのは、その相手の意見に「同調」すること。具体的な意見は必要ありません。
「あ、そんなことあったんだ。。」
「それは辛いね」
「大変だったね」
で、そこからさらに「共感」
「俺でもそうするかな」
「気にすることないよ」
「そういう失敗あるある」
かけるならこのくらいの言葉です。(あ、共感はくれぐれもワザとらしくない程度に。。)
同調し、共感。口に出したいことを全て出させて、「この人は私の話を聞いてくれるな。。」と味方として認識してくれます。この状態まできて初めて話すための相手の「心が開いた」状態が整います。
自分の話をするなら、最低限ここからではないでしょうか。
べき論、筋論、ロジカルな話(理詰め)は絶対NG
ここまで来たら敢えて言うことでもないかもですが、大事なコトなので念のため。
相手の準備が整う前に、一番NGなのはあるべき論。あとは「それが筋だろ」的な話。そしてロジカルな解決策。これを言った瞬間
そんなの分かってるよっ!
まず間違いなくこうなりますね。これは当たり前。
分かってて出来ることならとっくにやってます。
分かってて出来ないから悩んでるし、相談してくれてるんです。
「この人なら話をしてもいいかも。。」と心を開いていた相手だからこそ、やっとの想いで重い口を開いたのにあなたは「味方」になってくれなかった。
そりゃぁ機嫌も悪くなります。
こうなると正論だろうがなんだろうがもう何も耳に届きません。
あなたの言葉は「キッカケ」答えではない
こーゆうシチュエーションで相手に言いたいことがあるのは分かります。でも相手がそれを受け入れる状態でなければ、あなたがそのことに腹を立てて文句を言ったところで何も解決しません。
まずは「自分は味方だよ」ということを相手に感じてもらう。
それから自分が本当に伝えたい話をするようにしてみましょう。
きっと相手もあなたの言葉をキッカケに
そしてそのやりとりをヒントに自分自身で答えを導けるはずです。
まとめ:まずは「聞く」意識を持とう
photo by FACE TO FACE / msk13
さて、いかがでしたでしょうか?
そんなワケで「相手が分かってくれない!」と思った時に思い出したい1つのことは
まず「聞く」こと
これを意識してみましょう。
さて、実はこの記事を書こうと思ったのは以下の記事の影響だったりします。
結局「マナー」を押し付ける人は、自分じゃない不特定多数の力を借りたいだけでしょ?(ホームページを作る人のネタ帳)
自分の「中」から見つめるクセを持とう
- 「なんでそんなこともできないの?世の中の常識でしょ?」
- 「それはお前が間違ってる。みんなそう思ってるよ?」
こういうコトを「マナー」なんて言葉を使って相手に押し付ける人がいます。
でもそういう人は
「自分は世の中には人の数だけ価値観が存在するってことを認識できていなくて、かつそれをあなたに伝える自分自身のコミュニケーション能力に欠けているんです」
ということを、それこそ自分一人の価値観に「他人」を巻き込んで、大怪我しながら発しているってことに気付いていないすごく残念な人です。
全ての問題は「自分」にあります。相手のことを批判する暇があったら自分の行いを見つめ直しましょう。もちろん自戒の念を込めて。。
それでは今回はこのへんで!
参考書籍
7つの習慣では「インサイド・アウト」というキーワードで「問題はいつも自分の中にある」ということを説いてます。こちらの漫画は原書を読んだ方からも評判が高い良書。超オススメです。