40歳イチローの名言に学ぶ〜「失敗」と「屈辱」の積み重ねによって今の自分があるとは?

失敗と屈辱を刻み込む 〜40歳イチローのプロフェッショナル過ぎる言葉の数々

ども、Qtaro(@Daisuke_9taro)です。

野球選手イチロー

僕が最も尊敬する人物の1人です。

そのイチロー選手、2013年12月のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」番組内で本当に素晴らしい言葉の数々を口にされていましたので、今更ではあるんですが少し紹介させていただこうかなと思います。

日米通算4000本安打達成。そして現在40歳、プロ生活23年目。

決して楽では無かった2013年のシーズンを終えたイチロー選手が、当時番組内で発していたあまりにも「プロフェッショナル」な言葉の数々。

本当に冒頭の一部ではありますが、番組内のイチロー選手のコメントを書き起こしてみました。魂を揺さぶって止まない言葉ばかりですよ。

credit: Clemens Vasters via FindCC

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「8000」以上の悔しさと向き合ってきた事実。それは誇り

番組冒頭では、まず4000本安打を達成した際のVTRが流れます。
その当時のインタビューでのイチロー選手の回答。

4000のヒットを打つには、僕の数字でいくと8000回以上は悔しい思いをしてきているんですよね。

それと常に自分なりに向き合ってきたこと

その事実はあるので、誇れるとしたらそこじゃないかなと思いますね。

4000本。それは一つの大きな結果ではあるけども、その影には6〜7割の凡打や三振が存在している。

その結果を受け止め、試行錯誤し、そして結果を出す。そのプロセス(事実)は誇りに思う。なんともイチロー選手らしい表現の仕方ですが、さらに話は進みます。

記憶に残るのはいつも「悔しさ」

記録というのは本当に「一瞬」のこと。
記憶に残るという「悔しさ」の話を始めます。

あーゆう出来事。

なにか記録を出したとき、区切りの良い数字を残したときっていうのは、もちろん瞬間的な。。快感というんですか?それはもう「快楽」に近い瞬間なんですけど。

それはホントに瞬間的なものだということも僕は今まで何度も味わってきているので。

でも残るものは結局失敗して「なんで出来ないんだろう俺は。。」と言っている自分なんですよね。

今は何にも「楽しくない」

そしてバッティングに関して。
プロに入り直後と、現在の心境の違いについて語ります。

一年目ドラフトにかかって初めて受けたテレビのインタビュー、地元のローカルのインタビューを受けた記憶がはっきりと覚えているんですけど、そのときその当時「鈴木選手にとってバッティングとは?」と聞かれたときにハッキリ答えたんです

「もうめちゃくちゃ楽しい」

と。そう答えたんですよ。それは…子供と一緒ですよね?草野球と一緒ですよね。草野球が楽しい、ていうのとなんら変わりない感覚でドラフトにかかった直後の僕は答えた。今それ聞かれたら

「何にも楽しくない」

4000本をトータルで打った自分は、全く楽しいとは感じられない。

でも一本も打っていない18歳の僕は「バッティングはめちゃめちゃ楽しい」って言ってるんですよ。

ま、これがまた面白いんですけど(苦笑)

歴史的快挙から10日後の「屈辱」

2013年のシーズン。

冒頭でも挙げた通り、イチロー選手はプロ生活20年の節目の年に日米通算4000本安打という偉業を成し遂げました。4000本安打というのはメジャーリーグの長い歴史上でもイチロー選手含め3人しか成し得ていない快挙。

そんな前人未到の偉業を達成したイチロー選手の口から出た「屈辱」という言葉。

それはそんな快挙から10日後の試合で起こりました。

ただ瞬間的には、ありますよ。

今回の4000の時ももちろんそうだし。あれだけ喜んでくれて、チームメイトがあんなことしてくれて、それはもう物凄い喜びですよ。もちろん満足感もあるし、達成感もそれなりにある。

でも、その10日後には9-1で勝っている場面で
僕は代打に行ってるんですよ。

まぁ悪い言い方すると…屈辱。屈辱ですよね。

先発のメンバーは下がっていく。
10日前に4000本打った僕が代打に出て行く。

もう試合は決まっていますからね、8回の裏で残り守って終わりっていうゲームですから。

僕の前に出た、代打で出ている選手達はメジャーで1本もヒットを打ったことがない、まぁルーキーですよ。

それが、目の前に代打で出ている。試合決まっているのでね。で彼らがヒットを打って、僕が次に代打で2アウト1塁で入ったんですけど…

まぁこのことっていうのは僕の中で、一生忘れない。
忘れてはいけないこと。

悔しかったんですよね。ライトフライで終わったんですけど。

違う意味で今までで一番結果を出したかった打席…だったんですよね。

ただまぁこのことっていうのは、僕を。
この先の未来の僕を支えていくんだろうなとは思うんですよ。

「屈辱」が今の自分を支えている

実はこの屈辱の代打は自分に「選択権」があったことも明かしています。
そしてイチロー選手は”その屈辱と向き合うこと”を選択します。

代打に出されたのも、実は聞かれているんですよ。

「打ちたいか?」って。

そう聞かれてるんですよ。だから選択権を与えられている。
で、NOということも出来たし…おそらく「NO」と言うだろうと思って聞いている…だろうなぁ〜というのも分かっている(笑)

でも、僕は「打ちたい」って言ったんです。

その自分は嫌いじゃない。

そこで逃げることは出来たんですよね。でも僕は何かその時迷うこと無く「打ちたい」と言って代打に行ったんです。

こーゆうことというのは、その瞬間はとても辛い。
聞かれたことが辛い…ってことなんですけど(苦笑)

今まで自分を支えてきたもの…。うん。
いい結果で僕は支えられているワケではないんですよね。

それなりの屈辱によって自分を支えている。まぁ現在もそうなんですけど。

別に痛みはないですけど、心が…瞬間的に痛みを覚えるじゃないですか。
でもそういうことによって自分を支えてきたし、これからもそうだと思うのであの経験というのは「今現在の僕」は素晴らしい瞬間だったと思っているんですね。

失敗を刻み込むことで得られる「プロ」としての実感

最後に、この話の区切りとしてイチロー選手はこんな言葉でまとめました。

失敗を自分の中に刻み込んでいく行為。
その中で出していく結果。それを重ねていく。

重ねて来た自分を振り返ると、あの18歳の淀みなく楽しいと言った自分が

「あぁ、プロになったんだな」

っていう実感を持てる瞬間なので。

嫌いではないですね。

「プロ」というとなんだかいつも華麗なプレーをする存在を思い浮かべる人がいます。

でも実際はそうではなくて。

失敗を受け入れ、屈辱と向き合い、結果を出し、そしてひたすらそれを積み重ねることが出来る人が「プロ」なんだと。イチロー選手の言葉で僕は心から思うことができました。インタビューがもう少し進んだ頃にはこんな話もしています。

20年、トータルで毎日プレイするようになってから、言えることは、打撃の技術に最終的な形はないということです。これが残酷なところなんです、打つということの。

だから前に進もうとする意欲も生まれてくるとも言えるんですけど。時に技術は後退することもあります。本当は後退したくない。ずっと前に進んでいきたい。でも、なかなかそうはいかないんです。

はっきりしているのは、近道はないということです。ある自分のぼんやりとした理想に近づくいちばんの方法は、遠回りをすることだと。

今ははっきり言えます。

via:プロフェッショナル仕事の流儀 独占インタビュー イチロー・4,000本への道

異常なまでのストイックさ。それがイチロー選手の強さ。

でも僕がイチロー選手を本当に尊敬して止まないのは「なぜそんなにストイックになれるんですか?」というお決まりの質問に対し、彼が機嫌の良いときに信頼のおける相手に発するこんな一言があるからです。

「野球が大好きだから」

イチロー選手の言葉は本当に心を揺さぶりますね。

今回の記事は以上です。それではこのへんで!

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この本も凄く好き。心が震えます。

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